🧠 パートナーに求められるコーチング・コンサルティング思考
起業家パートナーの役割は「作業をこなす人」ではありません。
本質は 起業家の成果を最大化するために、適切な働きかけを行うこと。
そのために必要なのが、
コーチング思考(引き出す) と コンサルティング思考(提案する) の両面です。
両方のスキルをバランスよく使い分けられるかどうかが、
起業家パートナーとしての価値を大きく左右します。
🔹 コーチング思考とは?
コーチングは「相手の内側にすでにある答えを引き出す」コミュニケーション技術です。
起業家は日々多くの意思決定を抱えており、
誰かに”答えを押しつけられる”よりも、
自分で納得して決めたい という気持ちの方が強いことが多いです。
そこでパートナーが果たすべき役割は、
質問を通して相手の思考を整理し、
本来持っている答えを引き出すこと。
- 事実と感情を切り分けて聴く
- 深い質問を投げ、本人の気づきを促す
- 「どうしたいか?」を中心に会話を進める
- 相手の価値観や理想像を理解したうえで伴走する
🔹 コンサルティング思考とは?
一方で、コンサルティング思考は
相手に必要な情報を整理し、最適な選択肢を提示する力 のこと。
起業家は実務に時間を取られ、
全体を俯瞰する余裕がないことも多いです。
そこでパートナーが適切な示唆や方向性を示すことで、
起業家は「判断の質」を高められます。
■ コンサルティング思考のポイント
- 情報を構造化して整理して見せる
- 複数の選択肢を提示し、メリット・デメリットを伝える
- 業界・集客・運営などの知識をわかりやすく翻訳する
- 相手の状況に合わせて具体案を提案する
🔹 コーチングとコンサルティングの使い分け
この2つは対立する考え方ではありません。
むしろ「使い分け・組み合わせ」が極めて重要です。
- 起業家に答えがある場合 → コーチング思考で引き出す
- 答えが曖昧で整理が必要な場合 → コンサルティング思考で提示する
特に起業家は、
「気づいたら一気に加速するタイプ」も多いため、
気づきを促す → 方向性を示す → 行動まで落とし込む
という流れで支援すると成果が出やすくなります。
🔹 起業家パートナーが意識すべき姿勢
- 情報を押しつけず、相手の思考を尊重する
- とはいえ必要なところはしっかり提案する
- 伴走者として「理解・整理・行動」まで導く
- 相手が自信をもって決断できる状態づくりをする
- 継続的に成長できる環境と問いを提供する
🔹 まとめ:両輪がそろって初めて“伴走者”になる
コーチングだけでは前に進まない場面があります。
コンサルティングだけでは依存を生みやすくなります。
両方を扱えるからこそ、起業家パートナーとしての価値が最大化される。
これがステージ2で身につけるべき基礎スキルです。
そして、この両輪のスキルを仕組みとして学べるのが
オンラインスクール の大きな特徴です。
実際の伴走現場で、
「どの場面で何を使い、どう関われば成果が出るのか」
その具体的な使い分けは、スクール内でさらに深く扱っていきます。

