🌪️ 4-1 起業家パートナーがよく遭遇するトラブル事例と対処法
起業家パートナーの仕事は、想像以上にイレギュラーが多く、
とくに依頼者（起業家）とのやり取りの中では、誰でも一度は同じ壁にぶつかります。
ここでは、現場で最も起こりやすい ３つの代表的トラブル を取り上げます。
🔸1. 指示が曖昧で作業が進まないとき
多くの起業家は、頭の中のイメージを100％言語化できるわけではありません。
そのため、内容が抽象的すぎたり、優先順位が曖昧なまま依頼されることは日常茶飯事です。
🔹よくあるケース
- 依頼内容が抽象的すぎる
- ゴールイメージが見えない
- 「とりあえずやってみて」と丸投げされる
- 進め方のステップが不明
🔹対処法
■ 最小限の確認ポイントを押さえる
以下の5つが分かれば、多くの作業は前に進みます。
- 目的
- ゴールの形
- 優先順位
- 納期
- 判断してよい範囲
■ 言葉の裏側を読む
起業家の「とりあえず」は、
👉 “スピード重視で進めてほしい” サイン の場合が多いです。
■ 確認過多と確認不足の中間を取る
確認しすぎると依頼者の負担になる。
確認しなさすぎるとズレて修正が増える。
この“中間のライン”がパートナーの腕の見せ所です。
🔸2. 依頼した仕事が締切に間に合わないとき
精神的に最も追い詰められるのが、納期が迫る状況です。
🔹起こりがちな背景
- 予定していた作業時間を超えた
- 他タスクと重なり時間確保が難しい
- 依頼者側の変更が多く作業が増えた
- 想定以上に調査・確認が必要だった
🔹対処法
■ “間に合わないと分かった瞬間” に伝える
最重要ポイントはこれです。
「遅れた連絡」より、「早めの共有」が圧倒的に信頼されます。
■ 必ず“代替案”を添える
「遅れます」だけはNG。
次のような “提案型の共有” が信頼につながります。
- 一部だけ先に渡す
- 仮版を共有して方向性だけ確認してもらう
- 途中経過をスクショで送る
■ 逆算スケジュールの基本を身につける
タスクごとに必要時間を“予測”ではなく“逆算”で割り当てるのがプロ。
🔸3. 複数の緊急案件が重なってしまったとき
これは熟練者でも混乱しやすい「パニックポイント」です。
🔹典型的なケース
- 3件の案件がすべて「至急対応」
- 起業家の感情的プレッシャーが強い
- 優先順位が見えない
- どれも落とせない重要案件
🔹対処法
■ 優先順位は“依頼者側に判断してもらう”
タスクの重要度は、実は起業家の内部事情で大きく変わります。
だから勝手に判断せず、
👉「今いちばん重要なのはどれですか？」
と必ず確認する。
■ タスクを細分化して負荷を軽減
パニックになる原因の多くは “タスクが巨大化して見えること”。
細かく分けることで、一気に動きやすくなります。
■ 同時進行できる部分だけ先に進める
完全停止よりも “小さく前に進める” 方が、後の負荷を減らせます。
🧭まとめ：トラブル対応力は「信頼の根幹」
起業家パートナーが真に評価されるのは、
順調なときではなく、トラブル時にどう動けるか です。
- 曖昧な指示を整理して動ける
- 納期が厳しくても冷静に提案できる
- 緊急時に最適な優先順位を導ける
この３つを身につけることで、
あなたは 「手放せない右腕」 になります。
